2013/07/30

「レスポンシブWebデザイン マルチデバイス時代のコンセプトとテクニック」レビュー

レスポンシブWebデザイン マルチデバイス時代のコンセプトとテクニック
菊池 崇(著) アスキー・メディアワークス
アスキー・メディアワークス様から本日発売、菊池 崇さんが書かれた「レスポンシブWebデザイン マルチデバイス時代のコンセプトとテクニック」を頂戴いたしました。

PCだけでなく、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン、iPadなどのタブレットなど多種多様なデバイスで見られるWebサイト。昨今はそのマルチデバイス対応が求められていますが、デバイス毎にHTMLファイルを用意して対応するのではなく、1つのHTMLファイルで対応する手法「レスポンシブWebデザイン」について解説しています。

導入編、基礎編、実践編、応用編で構成されており、レスポンシブWebデザインを基礎から学び、実践で活かせるテクニックまで総合的に学べる書籍でした。

既にレスポンシブWebデザインについて知っている方でも、現在W3Cで策定中のCSSの仕様に触れていたり、即活用できるツールやライブラリがソースコードを用いて詳細に紹介されてるので、読んで得るものがあると思います。

所々散りばめられている「ワンポイント」や「Follow up」により、分かった気になっていたけれど、実は知らなかったことに気付くこともあるのではないでしょうか。
個人的には「デザイニングインザブラウザを助けるツール」、これについて早く知っておけば、あの時もっと楽だったのにな...と悔やまれます。

デザイナではないエンジニアの私にとっては、応用編の「軽量化のための画像編集のアイデア」で紹介されているテクニックが新鮮で参考になりました。
読みやすい構成とボリュームなので、もう一度読み返して知識を深めようと思います。